できた!が自信を育てる。1歳~3歳でも毎日できる簡単お手伝い

2歳頃になると「自分で!」と自分でやりたがることが増えてきます。本人にやってもらうと時間がかかってしまうので、急いでいる時や出かける前などは苦労しますよね、、、

でもそれは、成長の証。

「できた!」を実感することで、「ぼくはこれ得意なんだ!上手なんだ!」という自信に繋がり、

「もっとやりたい!」「こんなこともやってみたい!」という好奇心を育てます。

この「できた!」がとても重要です。

 

そんな「できた!」を産み出すために、日常生活で簡単にできる「お手伝い」をご紹介します。

 

自分でやりたがる2歳・3歳さん以降はもちろん、1歳頃から促していきましょう。簡単に取り組みやすい順に、ご紹介していきます。

 

ゴミは自分でゴミ箱に捨てる

 

食事で使ったティッシュやおやつの袋なども、ゴミは自分でゴミ箱に入れることを癖づけます。

そのためにも、足でペダルを踏むタイプなどではなく、子供でも自分で開け閉めできるものがおすすめです。

 

捨てたいものを親に渡してきたら、「ゴミはゴミ箱に入れようね」とゴミ箱に連れて行き捨ててもらう。繰り返しているうち、自分で自慢げに捨ててくれる様になります。

おかたづけ

 

毎日の生活でのおもちゃの片付けも、子供のお仕事です。「出したものはしまう」ということを癖づけましょう。

 

ポイント①物の置き場を決める

そのためにも子供本人の物は、置き場を決めます。できれば、子供が自身で出し入れできる場所に設置し、自分で片付け完了できるようにするのがおすすめです。

 

ポイント②促せば必ずできる様になります!

何も言わずに勝手に親が片付けるのではなく、必ず声かけします。お出かけ前や寝る前、食事の前は「さあ、お片付けしよう!」「お片付け〜お片付け〜さあさみんなでお片付け〜」と歌いながら、お片付けします

声かけは、お話できない&片づけできない0歳の時から、行いましょう。大きくなってから急に言い出すと、「今までやってくれてたのに、ママ急にどうしたの?」と思ってしまいます。

 

また2歳になった頃からは、根気よく促せば、お片付けできる様になっていくはずです。この時期からは、本人が片付けない場合は、親も片付けずに放置する様にしました。

「寝る前に片付けなければ、朝起きても散らかっている。」「自分が片付けなければ、残ったままなんだ。」それを理解することが大事です!

 

勝手に片付けてしまうと、「自分が片付けなくてもママがやってくれるからいいや」と思ってしまいます。

 

自分でお片付けできたら、しっかり褒めてあげましょう。「自分でできたの?!かっこいいね!」「綺麗になると、気持ちいいね!」「床に物が落ちていると踏んでしまって、足も痛いし、物も壊れてしまうよね。片付くと、歩きやすいね!」

 

お部屋全体ではなく部分的にでも、まずはOK。根気よく続けてみて下さいね。

例えばお受験すると決めてから急にやろうとしても、習慣は身に染み付いてしまいますよ〜!!

 

水やジュースをコップに入れる

 

ペットボトルのフタを開け、コップに水やお茶を注ぐことも、「一人でできた!」を育てます。

一人でこぼさず注ぐのがまだ難しい時期なら、ペットボトルを持つ手を、大人が右手で支える&左手でコップを持ってフォロー。”自分でやっていると思わせながら、ほぼ大人がやる”、でOKです。

ペットボトルが難しい時期は、”コップに必要な水を入れておき、コップからコップにうつしてもらう”のもおすすめです。ひと手間増えますが…「自分でできた!」の満足感が得られやすい取り組みです。

 

買物してきた野菜を冷蔵庫にしまう

 

スーパーで買い物してきた後のお片付けにも、子供に仕事を与えます。

自分で完了できるものを残しておき、「ひとりで完了できた!」と思ってもらえるとなお良しなので

「冷蔵庫の一番下の段にいれるもの(野菜・果物)」や、「子供が入れられる棚に入れるもの(乾物など)」を残しておき、最後まで片付けてもらうのがおすすめ。

 

我が家では、“野菜・果物はすべて子供が入れる“ことにしています。買い物から帰ったら、野菜・果物以外のものは全て先に親が片付け、「野菜と果物のお片付けお願いします!〇〇ちゃんのお仕事ですよー」と促し、野菜室に片付けてもらいます。

自分の役割と認識しているので、嬉しそうに片付けてくれますよ。

野菜・果物の感触や香りを確かめることができるのも、良い点。一番下が野菜室なら、こちらがおすすめです。

 

冷蔵庫の一番下が冷凍室など難易度高めであれば、「子供の手が届く棚やラックに、乾物や缶詰などを入れる」がおすすめです。

フレッシュジュースをつくる

 

朝にフレッシュジュースを飲むことが多いのですが、その際もひと手間。

材料の果物や野菜を洗う&カットを済ませ、お皿やバットにいれておき、水もコップに入れるところまで準備しておきます。

子供のお仕事は以下。

”ジューサーに材料を入れる”→”水を入れる”→”蓋をする”→”ジューサーをセット”→”スイッチオン&オフ”→”コップに注ぐ”

全てフォローすれば、2歳でもできます。また入れる・注ぐなどの簡単な作業だけですが、これらを自分でやることで、「自分で作った」という満足感が得られます。また自分が作ったジュースを家族も飲んでくれることで、さらに「お手伝いできた!」感が高まります。

苦手な食材でも美味しく感じるのでは⁈

飲んだら、大袈裟に「ありがとう!」「〇〇ちゃんが作ったジュース美味しい!また作ってね」と褒めてあげましょう。

 

料理のお手伝い

 

 

料理のお手伝いというと難しく聞こえますが、“材料をボールに入れる“という簡単な作業からはじめ、“混ぜる“・“野菜の皮を剥く“・“スイッチを押す“など、料理も作業の一部を切り取り、お願いすることができます。

材料を入れてもらう時は、あらかじめ計量したものをコップやお皿に入れ、子供は「入れるだけ」にしておきます。

 

例えばパンケーキを作る際。

牛乳・割った卵をそれぞれカップに入れておき、小麦粉や米粉を入れておいたボールも、予め用意しておきます。

”ボールに牛乳と卵を入れる作業”と、”泡立て器で混ぜる作業”を、子供にお願いします。

混ぜる作業などは、手を添えてフォローしながら行います。

 

パンケーキやハンバーグなどは、上記の様に“入れる““混ぜる“の参加だけでも、一通りの調理工程を見せることで、「普段食べているご飯は、こうやって作るんだ!」とイメージが湧き、「ぼく(わたし)が作った!」と参加した満足感が得られて楽しめます。

 

最初は、”切った野菜を入れる作業”や、”ボトルから水を入れる作業”だけでも、十分です。

 

急いでいる時は難しいですが…ぜひお料理の一員になってもらえる様、余裕があるときはアプローチしてみてください。

 

ただ、生卵や生肉など、子供の年齢により触れて欲しくないものには注意

また刃物やおろし金など、キッチンには危険な物も多いです。キッチンに入らずダイニングテーブルの上で作業するのがおすすめです。

 

こぼしたものは自分で拭く

 

こぼした水や食べ物も、当たり前の様に拭いてあげるのではなく、可能な範囲でお手伝いしてもらいます

特に、食事中に遊んでいて飲み物や食べ物をこぼした時。「遊んでいたから、こぼれてしまったね。気をつけようね。こぼれたら、拭こうね」と、テーブルで手が届く所や、可能なら椅子から降りて床を拭くなど。片付けに参加してもらいましょう。

「こぼれたら誰かが拭くんだ」「拭くの面倒だから、こぼさない様にしよう」など理解してくれたらいいな、と思って説明する様にしています。

 

食器をさげる

 

食後のお片付けも、自分で。こぼしたり、落とさないか心配ですが…できるだけ自分でキッチン付近まで食器をさげてもらいましょう。

落としても割れない素材を使うか、落としてokの食器のみを片付けてもらう、というのも手です。両手で物を持って、歩ける様になったら。

 

最初は、スプーンやプラスチックのコップから始めるのが簡単です。

 

さいごに:褒め方のコツ

 

「〇〇がやってくれて助かった!ありがとう!」「〇〇がいてくれてよかった、ありがとう!」

など、しっかり感謝を伝えましょう

 

また上手にできたことを褒めるのも勿論良いですが、是非褒めてほしいのは

①「トライしてみたこと」

②練習を重ね上手になったことであれば「何度も練習したこと」

③”優しい気持ち”でお手伝いしてくれたこと

それ自体です。

 

「上手にできないと褒められない」のではなく、「やってみようの気持ち」や「何度も練習したこと」を評価してもらえると、「またやってみよう!」と前向きな気持ちになるのでは?と思います。

 

大好きなママ・パパに喜んでもらえたらさらに嬉しくなり、きっとまたやりたい!という気持ちになってくれますよ!

簡単なことから少しづつ、試してみてくださいね。

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