乳児湿疹の原因と薬などの治療&おすすめの予防方法

つるつるすべすべの赤ちゃんのお肌。突然”乳児湿疹”ができると、焦ってしまいますよね。

治療&予防には、”清潔にすること”と”保湿すること”が、何より重要です!こちらの対応方法についてご紹介します。

 

乳児湿疹に重要なこと

・清潔にすること

・しっかり保湿

・汗をかきすぎない室温

・体温調節

清潔にするには、泡を立てて優しく洗うこと。保湿には、ヒルロイドがおすすめ。かゆがったり判断が難しい場合は早めの診察をおすすめします。おすすめソープ類は記事内で。

 

乳児湿疹の”原因”は?

 

医学的に「乳児湿疹」という病名はなく、赤ちゃんによくできる湿疹の総称をそう呼ぶ様です。主な種類には、新生児ニキビ・乳児脂漏性湿疹・あせもの3つがあります。

 

乳児湿疹とは、生後2週~2か月頃に多く見られる湿疹のことで、顔・首・頭皮を中心に発症します。

赤いポツポツしたもの、黄色いかさぶたやフケのようなもので覆われているもの、膿の流出があるもの、などさまざまな形状で現れます。

 

乳児湿疹の原因は諸説ありますが、胎盤を通して赤ちゃんに渡されたママの女性ホルモンが皮脂の分泌を促すためと考えられています。

また、赤ちゃんは毛穴が小さいため皮脂が詰まって炎症をおこしやすく、湿疹が悪化しやすいのも特徴の一つです。

 

乳児湿疹の”治療”と”予防”は?

 

皮脂の分泌が原因なので、”清潔にすること”と”しっかり保湿すること”。対処方法はこれにつきます。

病院でもこの様に指導されました。

 

また汗をかきすぎない様に室温・体温調節をすることも、”治療”と”予防”いづれにも重要です。特に夏の寝苦しい夜などは、定期的に室温チェックし温度調整してあげましょう。

 

できるだけ早く病院で診察を

 

赤ちゃんの湿疹を見るのが初めての場合、「”乳児湿疹”か?別の原因か?」判断するのは難しいですよね。先ずは小児科や皮膚科に行き、診察していただくことをお勧めします。

 

有難いことに多くの自治体は、保険証・医療証があれば乳児の医療費は負担がかからないケースが多く、負担があるとしても、市販の石鹸やボディソープ・保湿クリームを購入するより安価な場合が多いかと思います。

 

また、診て頂くことで安心できます。

 

【清潔にする】石鹸・ボディソープは肌に優しい市販物を

 

とにかく清潔にすることが大事なので、ボディソープ・石鹸でしっかり泡をたてて、優しく洗ってあげましょう。

 

ベビー用ボディソープおすすめの一つは、”「ヴェレダ」のカレンドラ ベビーウォッシュ&シャンプー”。一度湿疹が出てからこちらに変更しましたが、それ以降は肌トラブルゼロです。

 

カレンドラ ベビーウォッシュ&シャンプー 200ml|WELEDA(ヴェレダ)

 

ヴェレダのカレンドラシリーズは、「香りが苦手」という口コミがあり心配でしたが…。使ってみると

自然の花の香りで、「良い香り」だと感じました。

赤ちゃんが使う物としても全く気になりません。

 

低刺激製品の欠点は、赤ちゃん用も大人用と同様に通常の製品より少しお値段が高めで、泡立ちにくい点です。

しかし、こちらは泡立ちやすいクリームなので泡立ちは良し。お値段は、お肌のためなのでやむなしかなと思い使っています。

また薬局では扱いなしの場合も多く、ヴェレダを扱う化粧品店などが近くにない場合は、ネット購入がおすすめです。

 

一点だけ。ポンプをプッシュすると「泡で出てくる」タイプもありますが、ヴェレダは泡立てが必要。ポンプタイプの方が楽なのは事実です。(ヴェレダを泡立てる、ので慣れたので、筆者は難なく愛用しています)

 

ポンププッシュタイプのおすすめは、「ミノンのベビー全身シャンプー」。こちらも肌トラブルなく使えました。

さっぱりとした洗い上がりでヴェレダの方がしっとり感は強いですが、ミノンは泡で出てくる点が使いやすさで◎です。

 

 ベビー全身シャンプー 350ml|MINON(ミノン)

 

【保湿する】保湿に助かるのは ”ヒルドイド”

 

病院で乳児湿疹の相談をすると、多くの場合”ヒルドイド”という保湿剤を処方される様です。このヒルドイドが素晴らしく、我が子もこれで綺麗に治りました。

 

ヒルドイドは主に4タイプ

 

①さらっとして塗りやすい”ヒルドイド ローション”
②トロッとした”ヒルドイド ソフト軟膏”
③すこし堅めの”ヒルドイド クリーム”
④泡で出る”ヒルドイド フォーム”

 

知る限り4種類の硬さがありますが、成分は同じで、「湿疹が多い時は”クリーム”または”軟膏”をベタベタになるくらい塗る」ことを病院で勧められました。

湿疹が治った後や夏の暑い時期などは、”ローションタイプ”が塗った後もさらっとして塗りやすいです。湿疹の度合い・季節で調整するのが良いかと思います。

一般的にはローションタイプを処方されることが多いようですが、経験上、医師の処方時に希望すれば、希望したものを処方いただけます。

例えば「ローションタイプを出しますね」と言われても、別のタイプを要望すれば処方して頂けます。

一般的な調剤薬局にも用意されていることが多いそうなので、希望があれば要望してみてください。

※ちなみにジェネリック薬品である”ヘパリン類似物質 油性クリーム”を処方されたことがあります。問題なく使えましたが、ヒルロイドより少しオイリーでベタベタする質感に感じ、私はヒルロイドの方が好みでした。説明されずに医師の判断でジェネリック処方されることもあるので、こだわりがある肩は要注意です。

 

これでも治らない場合は症状によって、ステロイドなどを含めた別の薬を処方されることもある様なので、経過が悪ければ再度診察してもらいましょう。(ステロイドは賛否ありの様なので、気になる方は使用前に調べてみることををお勧めします)

 

市販の保湿クリーム

低刺激の市販物だと
”「ヴェレダ」ベビーミルクローション” ←おすすめ
”「ミノン」全身保湿ミルク”
 ←おすすめ
”「キュレル」ローション”
”「N&O Life」アロベビー ミルクローション”
”BABYBORN Face & Body Milk”

などがよく使われていて良さそうです。

購入後に合わなかったとなると残念ですが、その子によりお肌に合う・合わないがありますので、試してみてあげてください。購入後に合わなかったとなると残念ですが、早くよくなる様に合わないものは使用を止めるなど、対処していきましょう。

赤ちゃんに使えなくても大人が使ったり、少し月齢が進んだら使用するなど、無駄な出費にはならないことも多いと思います。

 

カレンドラ ベビーミルクローション 200ml|WELEDA(ヴェレダ)

ボディソープでご紹介したカレンドラの、保湿剤です。

 

全身保湿ミルク 200ml|MINON(ミノン)

敏感肌向けで有名なミノンの保湿剤。ミルク(ローションタイプ)&クリームタイプもあります。

 

全身保湿クリーム 90g|MINON(ミノン)

 

Face & Body Milk|BABY BORN(ベビーボーン)

東原亜季さんとゴッドハンドエステティシャンの高橋ミカさんが開発したBABYBORNシリーズも、成分・テクスチャーともに拘りが強く、良さそうです。

 

ミルクローション 150ml|ALOBABY(アロベビー)

「ALOBABY(アロベビー)」の世界的オーガニック基準「エコサート」を取得したミルクローション。シアバターやホホバ種子油・オリーブ果実油など保湿成分を多く配合し、新生児から大人まで使用可。

 

さいごに

 

乳児湿疹は、清潔にすること・保湿することで防げますし、改善できるので、お肌の様子を見ながらケアしてあげてくださいね。

またお子さんによっては、乳児湿疹だと思っていたらアトピーやその他の症状であるケースもあるかもしれません。

ご心配な場合は自分で判断せず、病院の診察を是非受けてみてください。早く良くなりますように。

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