知育のため・手指の巧緻性(手先の器用さ)を高めるために、「お絵描き」を取り入れたいけど、いつから始めるべきか?悩まれる方も多いと思います。
お絵描きは、ぜひ0歳から取り入ることをおすすめしたい遊びです。
またお絵かきに使うクレヨンなどの道具は、発達段階に応じて適切なものを準備することがとても重要です。
本記事では、お絵描きがおすすめ理由と、道具の準備の仕方をご紹介します。
お絵描きをあそびに取り入れるメリット
お絵描きにはこんなメリットがあります
お絵描きを取り入れるメリット
- 「何を書く?何色を使う?」を”自分で考え、選んで、描く”経験が繰り返しできる
- 「自分でクレヨンを持って動かすと絵が描ける!」という達成感から、”自信”に繋がる
- ”感性を磨く”ことに繋がる
- 子供も満足度が高いあそびで楽しく、喜んでくれる
また”クレヨンの持ち方”を練習することが、”スプーン・フォークの持ち方”、後の”鉛筆の持ち方”の無理のない練習になります。
遊びの中で「手指の巧緻性を高める」練習ができること。また0歳でも簡単に・安心して使える「コロール」があることから、ぜひ早めから取り組んでいただきたいです。
※”手指の巧緻性”とは、手先や指先を上手に使う力のこと。知育サイトや幼児教室でよく使われます。巧緻性は生まれつきではなく、手先を使う練習を繰り返すことで高めることができます。
ですがここで大事なのは、与える道具の順序。
最初から細い色鉛筆を与えてしまうと危ないですし、持つのが難しいと上手に扱えず、本人が「お絵描きが嫌!」になってしまう可能性があります。
そのため、ぜひ以下の順序で練習させてあげてください。
お絵描き道具を準備する順序
「コロール」「三角クレヨン」「三角えんぴつ」の順序で準備しましょう
練習してほしい順序
①0歳でも握りやすい「コロール」からスタート!
②太め&三角で握りやすい「さんかくくれよん」
③いよいよ鉛筆に!「さんかくえんぴつ」
それぞれご説明します。
①まずは「コロール」から
コロールがおすすめなポイント
- 丸い形で0歳児でもにぎりやすく、ストレスなく使える→導入に最適
- 口に入れても安心な素材
- 「とんとん、ぐるぐる」描く練習からスタートできる
なんでも口に入れる0歳でも安心して与えられること。また「ぐー」の手で上から簡単に握れる点で、最初は絶対にコロールがおすすめです。
我が家は9ヶ月頃から与えました。なんでも口に入れる時期だったので、まずは口に入れて、感触・味を確かめるだけでしたが(笑)
10ヶ月頃から、紙に「トントン」と点を描く様になり、「スイー」と線を描き、「ぐるぐる」と丸やうずまきと、紙とコロールを渡すと徐々に自由に描くようになっていきました。
ただ、舐めても安心な素材とはいえコロールが折れて飲み込むリスクもゼロではありません。使用中は目を離さずに、見守ってくださいね。
②つぎに、「三角クレヨン」
コロールに慣れたら、今度はクレヨンに持ちかえ。クレヨンの最初は、三角の形状がおすすめ。
握りやすく、正しい持ち方を促しやすいためです。
最初から丸いクレヨンや細いクレヨンを使うと、「ぐー持ち」などクセのある持ち方になりやすい。また力の入れ方が難しく、クレヨンが折れやすい傾向があります。
1歳から「お兄さん持ちしてみよう!」「お姉さん持ちしてみよう!」と正しい持ち方を促す。同時期に、スプーン・フォークも「お兄さん持ち・お姉さん持ち」を練習します。これが、後に”正しく鉛筆を持てる”ことに繋がります!!
ちなみに、正しい持ち方はもちろん、すぐにはできません。自分にとって楽な持ち方をしようとするため、正しい持ち方を促しても最初は嫌がります。
まずは「1日10秒」で良い!とし、10秒でもできたらたくさん褒めましょう!「お兄さん持ちできてる!かっこいい!!!」と褒めながら、気長に練習していくと、、、徐々にできる様になっていきます。
できなくて当たり前。時間がかかるもの、と思って気長に捉えてくださいね。
くもんの「さんかくくれよん」がおすすめ
幼児教室のベビーパークでも、三角のクレヨンが良いと言われたくさん探しましたが、、くもんの「さんかくくれよん」またはサクラクレパスの「さんかくクーピーペンシル」が扱いやすく丈夫なのでおすすめです。
2つがおすすめなポイント
- 太め・三角で握りやすく、正しい持ち方が促しやすい
- 一般的なクレヨンより硬めのため、描いた部分を触っても色移りしづらい
- 丈夫で、折れづらい
2つの比較としては、くもんの「さんかくくれよん」の方が少し柔らかいので、初めてクレヨンを扱う子にはくもんの方が描きやすく、私としてはおすすめです。在庫ががないなどであれば、クーピーもおすすめです。
3歳以降なら、硬めのクーピーも良いと思います、
三角&太めで持ちやすく、丈夫で折れづらい!
③次に、「こどもえんぴつ」
クレヨンで正しい持ち方に慣れてきたら、鉛筆にトライしてもOKです。鉛筆への移行は急ぐ必要はありませんが、プリントなどをする様になってきたら、鉛筆を準備しようという状況になるのでは。
はじめての鉛筆にも、くもんの「こどもえんぴつ」がおすすめです。
鉛筆は学校に入ってからも毎日使うものですが、鉛筆の持ち方は、最初に変なクセがつくと修正が難しくなります。
ここでも、「お兄さん持ちしてみよう!」「お姉さん持ちしてみよう!」と正しい持ち方を促し、少しでもできたら褒め、気長に練習していきましょう。
道具も上手に使える様になってくると、お絵描きや塗り絵を「やりたい!」と積極的になります。ぜひ一緒に楽しく、練習して見てくださいね!