哺乳瓶の選び方。洗い方・消毒・揃えたい周辺グッズの参考に

出産を控えたくさんの赤ちゃんグッズを揃えますが、哺乳瓶はミルクをあげる際の必須アイテム。

でも店頭に行ってみると、メーカーも種類もとにかく種類が多い…。赤ちゃん用品ブランドから、デザインがおしゃれな海外製。素材もガラス・プラ。サイズも様々。

 

さらに、消毒用品・”哺乳瓶用の洗剤”・”哺乳瓶立て”・”哺乳瓶つかみ”など様々なグッズもありますが、全部必要なの?と迷われませんか?

 

今回は、そんな哺乳瓶&周辺グッズについて、ご紹介します。

 

「哺乳瓶」の選び方

 

どんなことに注意して、選べば良いのでしょうか。

 

①赤ちゃんファースト

哺乳瓶は、赤ちゃんがおっぱいの替わりに口にするもの。できるだけ飲みやすく、赤ちゃんにストレスがかからないものを選びたいものです。

「乳頭混乱」と言う言葉があるくらい、口に加えた感覚に違和感があることを嫌います。反対に「いつも通り」であることで、赤ちゃんは安心してミルクを飲むことができます。

赤ちゃんが混乱することを避けるため、毎回同じ種類の乳首であげることをお勧めします。(外出時は違う乳首。などシーンによって変えない方が良いです)

 

②買い足しやすいこと

必要な時に同じものを購入できる様、いろんなお店に流通している商品を購入されることをお勧めします。

なぜなら、瓶の買い足しが必要。また乳首部分も、成長にあわせて違うサイズを買い換えていく必要があります。

もちろんネット購入できるモノならokですが、産後毎日バタバタと過ごす中、前もって購入できず「すぐ必要!今日欲しい!」なんてことも起きがち。

そのため近くのスーパーや赤ちゃん用品店で購入できる商品は、安心です。ネットだとしても、「このショップでしか扱っていない」みたいなレアな商品はお勧めしません。

毎回飲ませてすぐに洗って、消毒して、干すのは無理です。時には一緒に寝落ちてしまいます。洗い替え用は、状況次第で本数の追加が必要になってくると思います。

ボトル、ボトルキャップ、乳首、蓋など各パーツの使いまわしが出来ると便利で節約にもなります。

 

 

③洗いやすさ

ミルクと母乳混合育児であっても、産まれてから数ヶ月は、あげては洗いあげては洗い…を繰り返す日々。毎日4〜5回は利用し、洗います。

そのため洗う時にストレスがないこと、はとても重要。形がカーブしているなど洗いにくい形状は避けたいです。また最初は手洗いでも、食洗機をお持ちの場合は、ゆくゆくは食洗機で洗える素材であるものを選びましょう。

 

おすすめは、新生児〜1年ぐらいは専用洗剤&スポンジでの手洗い。一定期間経ったら食洗機にというスタイル。

食洗機を使用する場合、一緒に洗う食器の汚れ具合や洗剤残りに、ご注意ください。

 

 

また消毒も、便利な”電子レンジ消毒”・”消毒液”が使えるものを選びましょう。

 

 

④瓶の素材

哺乳瓶の素材は大きく分けて「ガラス」「プラスチック」の2種類。ガラスは傷付かず衛生的な分、重さがデメリット。持ち運び時だけでなく、中身が入るとさらに重くなるため、ミルクをあげる時も気になります。一方プラスチックは軽くてあげやすく、持ち運びにも便利。

個人的には、全部プラスチックで良かったと思っているくらいなので、プラスチックがある製品をおすすめします。

 

⑤デザイン

赤ちゃんのため機能性重視、とはいえ、可愛いデザインも多く♡選ぶのが楽しいのが哺乳瓶。同じ商品でも、デザインが数パターンあることが多いので、好きなデザインを選びましょう。

また、可愛いものが欲しければ、デザイン重視のものをひとつ買ってみる。というのもいいかもしれません。(使わなくても仕方ない、と言う覚悟で!)海外製のおしゃれなものもあります!

 

これらのポイントをふまえ、どのメーカーのどの製品にするか、選びましょう。

 

ポイントを踏まえたおすすめは、ピジョンの「母乳実感」

上記のポイントを抑えた製品として、ピジョンの「母乳実感」がおすすめです。

 

「母乳実感」が特におすすめな理由

 

①赤ちゃんフレンドリーな乳首

”赤ちゃんがママのおっぱいを飲む口の動き”を、60年に渡り研究し作られた、母乳実感乳首(新生児~/SSサイズ・丸穴)が特徴。
直接おっぱいを飲む時と同じ口の動きが再現できるから、おっぱいとの併用もスムーズ。心地よく母乳育児をアシストしてくれます。

 

②どこでも買える

見る限り最も販路が多いため、スーパーやドラッグストア、赤ちゃん用品店などで追加購入が簡単にできます。

成長とともに乳首のサイズアップが必要なので、ここも重要ポイントです。

乳首のサイズが適切でないと、飲む量に影響します。

 

③選べるデザイン

シンプルなものから、アニマル・フルーツ柄、ディズニー・スヌーピーなどのキャラクターものまで。デザイン重視の海外製には劣りますが、結構可愛いです!

 

製品を決めたら:最後に迷うポイントまとめ

 

どのメーカーのどの製品を買うか目星をつけたら今度は、素材(プラ・ガラス)・サイズ・乳首のサイズ が迷うポイント。こちらについてまとめました。

 

哺乳瓶の素材

 

プラスチックがおすすめ

軽いし割れないので、外出時や保育園へ持参しやすいです。また、そのうちに赤ちゃんが自分で持って飲むようになったりもします!

前述の通り、持ち歩く時・あげる時・赤ちゃんが自分で持って飲む時。全ての観点で、「プラスチック」・「ガラス」がある場合は「プラスチック」がおすすめです。

 

厳密には衛生面でガラスの方が優れているので、より慎重な方は新生児のうちだけでも、ガラスを使用してみてもよいと思います。

 

哺乳瓶のサイズ

 

基本は母乳。非常用で哺乳瓶を1本購入するなら、160ml前後のサイズ(ピジョンの母乳実感なら160ml)を購入しましょう。

毎日ミルク活用予定なら、「プラスチック」3本を160ml前後のサイズ(ピジョンの母乳実感なら160ml)で購入することをお勧めします。

 

母乳実感160ml|Pigeon

ガラスも試したい方は、そのうち1本をガラス製にしましょう。

母乳実感160ml(ガラス)|Pigeon

 

「洗う頻度的にもっと数が必要になった」「飲む量が増えた」タイミングで、追加購入を検討すると良いです。

 

ボトルサイズも複数ありますが、まず最初は160ml程度の小さいサイズを。飲む量が多くなったら240ml程度のサイズに切り替えます。

母乳実感240ml|Pigeon

ミルクのみで一食完結する場合は、最後は1回360ml以上飲むことになると思いますので、その時は360mlサイズを購入するか、2本分飲む、で対応します。

「大は小を兼ねるのでは」と思いがちですが、大きいボトルで少量のミルクは大人としてもあげづらく、また自分でボトルを持つ様にもなるため、大きすぎるボトルは避けた方が無難。そのため、最初は小さめボトルを用意することをお勧めします。

大きめボトルは持ちにくい為、赤ちゃんが自分で自分で〜と持ちたくなった時の邪魔をし、自立心を育てるタイミングが遅れます。

 

乳首のサイズ

 

乳首のサイズは、赤ちゃんの成長により適正サイズが変化し、SS〜3L・4Lまで種類があります。
まず最初は、SS&Sを準備。徐々に大きいものを購入していけばOKです。

母乳実感乳首 SSサイズ|Pigeon

母乳実感乳首 Sサイズ(2個入)|Pigeon

サイズ(&穴の形)を見直す目安は「約10分で飲めていること」と説明書に書いてあります。

変えるべきタイミングって気付けるの?!と不安に思っていましたが、実際に使用した感想としては、飲む様子を見ていると気づけると思います。

 

徐々に吸う力が強くなってくるので、「吸った後、乳首内に空気が戻るのに時間がかかり、待つ様になっている」「待つタイミングが増え、何か飲みづらそうにしているな」

と思われるタイミングがくると思います。なのでご安心ください!

 

ちなみに最初に使用する乳首サイズは、赤ちゃんの生まれた体重などにより異なります

 

大きめで生まれればSSサイズの乳首は使わないこともありますし、小さめに生まれれば、医師・助産師さんから哺乳瓶を指定されることもあります。その場合は医師の指導に従い、ご準備ください。

例えば我が子は誕生時早産で小さめだったので、ピジョンの”スリムタイプ”という哺乳瓶を産院の勧めで購入。その後は”ピジョン母乳実感”のS〜2L・3Lを使いました。穴の形はずっと「丸穴」のみです。

スリムタイプ120ml(ガラス)|Pigeon

 

乳首の穴の形

 

穴の形も実は種類があり、主に「丸穴」「スリーカット」「クロスカット」があります。まずは最も主流で赤ちゃんが自然に飲める「丸穴」タイプから始められることをお勧めします。

 

飲むのに時間がかかり必要量が飲めない場合などに、切り替えを検討すれば良いと思います。

 

オーバーサイズを使用して、あまり楽に飲めてしまうと、飲み過ぎにも繋がります。ですが飲む力が強くなってくると、前述の通り、”一気に吸って、乳首内に空気が戻るのに時間がかかり、待つ様になる””待つタイミングが増え、何か飲みづらそうにしている”様になります。

これだと飲んでいてストレスが溜まるので、こんな時は乳首を見直してあげましょう。まずは乳首のサイズを確認。次に穴の形にも着目し、変更してあげるのが良さそうです。

 

乳首の素材

 

素材は、主に「シリコンゴム製」「イソプレンゴム製」の2種類。よく目にする哺乳瓶ではシリコンゴム製」が多く、より熱に強く耐久性が高い特徴がある様です。

が、耐久性と言っても、ミルクを飲む期間がせいぜい1年半〜特に長い子で3年。サイズも途中で変えていくことからも、ここは大きな論点ではなさそうなので、「シリコンゴムじゃなきゃ…」と考える必要はなさそう。ただ毎日の洗浄がストレスなくできることは重要なので、”煮沸”・”消毒液”・”電子レンジ消毒”可能・”食器洗浄機も対応可能”であれば、OKではと思います。

 

シリコンゴム製」「イソプレンゴム製」は、だいたいは上記対応OKのことが多いので、表示確認してから購入しましょう。

 

哺乳瓶・関連グッズ

 

関連グッズは、以下を準備しましょう。

 

準備

①消毒用品(電子レンジタイプがおすすめ)
②哺乳瓶つかみ
③哺乳瓶立て
④哺乳瓶用洗剤
⑤哺乳瓶用スポンジ
⑥乳首用ブラシ

 

誕生前の準備として、必須アイテムの哺乳瓶。直接赤ちゃんの口に入るものだからこそ、納得いくものを準備してあげたいですね。