子供・赤ちゃんが”野菜や果物”をパクパク食べる様になる方法

子供の味覚は敏感のため、大人よりも「苦味」や「酸っぱさ」も強く感じるのだそうです。

そう聞くと、ピーマンや人参など、風味の強い野菜を避けたがるのも納得できますよね。

とは言え、親として栄養バランスを考えると野菜も食べて欲しいですよね。

我が子も、離乳食期にはパクパク食べていたミニトマトも1歳途中から食べなくなり、野菜をどうやったら食べてくれるのか、苦戦しましたが。。

 

色々試したところ、食べなかったトマト・煮物の野菜も食べるまでに成長しました!

食べられる様になるまでの道のり・工夫した点をご紹介します。

 

ポイント

1.親の心構え:「まずは野菜ジュースを飲んでいればOK!」くらいの気持ちで、気長に構えましょう

2.ジューサー活用がおすすめ:フレッシュジュース・スープ

3.野菜が苦手な子でも食べやすい、簡単調理法

4.飽きないために:ローテーションが大事

です。

 

親の心構え:焦らず気長に構えましょう

 

前提として、幼児期は大人の様にバランスよく食事できなくても、あまり焦らないでください。

野菜が苦手でも徐々に食べられる様になることも多いですし、動きの多い幼児期は炭水化物のエネルギーが一番必要、次にタンパク質、だそうです。

 

「野菜ジュース飲んでればいいことにする」くらいの心持ちで、焦らず気長に考えましょう。

 

せっかく作った料理を、口に入れた途端ベーっと吐かれると、すごく嫌な気持ちになりますが(笑)、決して大きな声を出して怒ったり、責めないでください。

 

そうは言っても、少しづつ食べられる様になって欲しいもの。

食べられる様になるまでの道のり・工夫ポイントをご紹介します。

 

我が子の場合

 

あくまで一例ですが、我が子のケースをご紹介します。

 

離乳食期は、さつま芋・かぼちゃに始まり、特に拒否せず食べてくれました。固形物が食べられる様になってからも、ミニトマトもパクパク食べるので、「野菜食べる子なんだ!」と安心していました。

が、、1歳半頃からトマトも食べなくなったり、工夫しないと食べない野菜がどんどん多くなってしまいました、、、。進んで食べるのは、きのこ・さつま芋(焼き芋・干し芋)。とうもろこしも大好きでしたが、頻繁にあげていたら食べなくなりました(涙)

果物では、イチゴだけは常に大好き。みかん・バナナも最初は好きでしたが、これも頻繁にあげたら食べない様に、、。「少し期間を開けると、また食べる、飽きる」の繰り返しでした。

そんな中、以下のことを試していたら、徐々に食べられるものが増えてきました!

 

ジューサー活用がおすすめ:フレッシュジュース・スープ

 

市販の野菜ジュースをよく飲んでいましたが、野菜・フルーツでフレッシュジュースを作った方が、親は”栄養がとれている安心感が得られ”、子供も”野菜に慣れる”ことができるのでは?!と思い、試してみることにしました。

心配だったのは、ジューサーを購入しても、「結局飲まず、使わずに荷物になる」こと。「ずぼらな自分は、3日坊主になるのでは」という点でした。

結果、子供も喜んで飲むため、ほぼ毎日ジューサーで作ったジュースを飲んでいます。

手間は同じなので、親も一緒に飲むようにしています!

 

手軽さ・美味しさを兼ねた、おすすめ組み合わせは

◼︎トマト + オレンジ、みかん、りんご、ぶどう、レモンなどの果物

◼︎牛乳 + バナナ

◼︎牛乳 + 冷凍ブルーベリー、ぶどう、イチゴ

 

など。トマト、オレンジ、りんごは常備。スーパーやコンビニで買える、冷凍ブルーベリーも冷凍庫に常備しておくと便利です。すこし物足りない味だな、という時にもこれを入れると一気に飲みやすく、美味しくなります!

 

ありがちな失敗例

 

よし、野菜ジュース作るぞ!と意気込み、1回目は生にんじん中心(にんじん、レモン、みかん)で作ったところ、、

ミキサー/ブレンダーではにんじんの繊維質が残るため、かなりざらざらした口当たりになります。野菜が苦手な子供にはハードルが高く、フレッシュジュースに慣れてもらうには失敗。(ほとんど飲んでくれない上、翌日は人参なしのジュースにしたのに、警戒し飲んでくれない状況に。涙)

にんじんジュースを中心に使いたいなら、自然食のショップなどで売られているようなコールドプレスジュースを作れる「スロージューサー」などのジューサーを使って作ると、さらさらとした口当たりで飲みやすいジュースになる様です。

ミキサー/ブレンダーの場合は、少量から試す。または面倒ですがレンジ・煮るなどで加熱して使うと口当たりは滑らかになると思います。

 

ミキサー・ジューサーの簡単な選び方

 

大きく分けると、

砕いてジュースにするのが「ミキサー/ブレンダー」。
絞ってジュースにするのが「ジューサー」です。

ポイント

「ミキサー/ブレンダー」・・・素材そのままの繊維質をとれ、とろっとした仕上がりとなるスムージーをつくる。

「ジューサー」・・・のどごし・口あたりの良いジュースをつくる。

 

我が家は、象印の「ミキサー/ブレンダー」を使っています。トマト・果物のジュース、加熱した野菜のスープ、を中心に使うなら、これで十分です。

入れるものによりますが、サラサラしたジュースと言うより、ごくごく食べるジュースという口当たりです。水や牛乳を一緒に入れますが、味や口当たりのポイントは水分量です。

 

 

選ぶときのポイントは、「大きさ」「洗いやすさ」「機能性」「コスト」です。

 

「ミキサー/ブレンダー」を選んだ理由
日本ではミキサー、日本以外ではブレンダーと呼ぶのが一般的です。

下についた刃で食材を砕きジュースにします。入れた食材を全て摂取することができるので、食物繊維・果肉も含め、栄養素をしっかり取れるスムージーには、ミキサーが向いています。

熱が発生するため、ビタミン摂取の面ではスロージューサーの方が優秀です。

 

これらを考慮すると、

 

栄養面では、
ビタミン摂取なら「スロージューサー」
食物繊維・果肉をそのまま摂取したいなら「ミキサー/ブレンダー」


洗いやすさ・コンパクトさでは、
「高速ジューサー」か「ミキサー/ブレンダー」


コスト面では、
「ミキサー/ブレンダー」  < 「高速ジューサー」 < 「スロージューサー」

※ミキサー/ブレンダーは商品によって価格に幅があります。

 

ビタミン摂取 食物繊維 片付けが楽 コスト
スロージューサー × 約8,000円〜約50,000円
高速ジューサー 約4,500円〜約35,000円
ミキサー/ブレンダー 約3,000円~約150,000円

高くても栄養摂取面で秀でているなら、スロージューサーが良いかなと思い検討しましたが、

毎日洗う手間が、許容出来なそう、と思ったこと。また購入時点では、フレッシュジュースを作っても結局飲まない可能性がある、、と思っていたので、導入から比較的大きく、キッチンでかさばるスロージューサーは見送ることにしました。(搾りかす活用した料理も出来なさそうと思ってしまい、、、)

 

ミックスジュースが習慣になってきたので、買い替えのときはバイタミックスの高機能ミキサーを検討予定です。置くスペースがクリアできれば。。。

購入するならこちら。

E310(1.4L)|Vitamix

↓自動のプログラムやセルフクリーニング機能付きの上位モデル

A3500i(2.0L)|Vitamix

 

にんじんなど繊維質の多い野菜のジュース中心に、さらっとした口当たりのジュースが飲みたいという方は、「高速ジューサー」か「スロージューサー」。

かつ「ビタミンをしっかり摂取したい」「頻繁に使いたい、たくさんのパーツを洗うのもOK、ベストな商品を」という方は、「高速ジューサー」がおすすめかなと思います。

 

 

ジューサーは、ざっくり分けると「スロー(低速)ジューサー」「高速ジューサー」があります。

「スロージューサー」は、繊維と液体に分けてジュースを絞り出すため、さらっとした口あたりで飲みやすいのがポイント。ジュースから食物繊維は摂取できません(搾かすを料理に活用可能です)

また絞る製法のスロージューサーなら、熱に弱い酵素も壊れづらく摂取することができます。

デメリットとして、大きいのでキッチンでかなりかさばることと、パーツが多く洗う・組み立ての手間が毎日かかる点があります。

 

「高速ジューサー」は1分間に1万回以上回転し、野菜や果物を一気に砕いてジュース状にします。摩擦熱がかかるため、果物や野菜の酵素を破壊してしまう可能性があります。スロージューサーと比較し、パーツが少ないため洗いやすく、コンパクトなものも多いです。

 

比較的摩擦熱が出づらい様工夫された製品はこちら。

 

 

 

ミキサー/ブレンダー・ジューサーを活用し、野菜のスープを作る

 

ミキサー/ブレンダー、または高速ジューサーなら、煮たりレンジ加熱した野菜でスープ・ポタージュを作ることもできます。

とうもろこし・かぶ・ジャガイモ・玉ねぎなどを、出汁・牛乳と合わせ、塩や味噌で軽く味付けすると、簡単にスープ・ポタージュが作れるのでおすすめです。固形では食べない子でも、スープ状だと食べやすくなります。

 

野菜が苦手でも食べやすい野菜・果物

 

野菜が苦手な子でも食べやすい野菜の代表は

・とうもろこし(コーン)
・きのこ

きのこは栄養価も高く、炒める・煮るなど万能で、重宝しています。栄養面では、特に

 

フルーツでは

・イチゴ
・グレープフルーツ
・デコポン

などは、皮をむけばパクパク食べます。みかんは、最初は食べましたが1歳半頃からは、薄皮を出しながら食べるのでちょっとお休み中、、、

イチゴは、いくら食べても飽きない様です(笑)

 

便利な「チーズ焼き」

 

チーズが好きな子でしたら、加熱した野菜にとろけるチーズを乗せて焼いたら、なんでも「チーズ焼き」に!とっても便利です。

余裕があれば、牛乳・バターをレンジ加熱してホワイトソース風にして、野菜の上にかけ、その上にチーズをのせて焼くと、さらに喜んで食べます。あれば、ミートソース・トマトソースなどをかけても良いですね。

 

トマトは加熱すると甘くて食べやすい:焼きトマト

 

トマトが苦手でも、フライパンやオーブン・レンジで加熱すると、甘味を感じやすくなり食べてくれることも多いです。

フライパンにオイルを熱し、軽く焼き目がつくまで焼き、少し塩をして、あげてみて下さい。オリーブオイルをかけても。大人でトマトが苦手な方にも、有効ですよ。

 

野菜をすりおろして、ハンバーグ・コロッケに

 

にんじん・玉ねぎをすり下ろしたし、葉物野菜を細かく刻んで、ハンバーグやコロッケに入れてみるのもおすすめ。葉物野菜は見た目で気付きやすいですが、特にすり下ろしにんじん・玉ねぎは、気づかずためてくれやすいですよ。

 

食べやすい煮物:肉じゃがなど

 

おでんに入れた野菜を食べなかった時期でも、ジャガイモがわりにさつまいもを使った「肉さつま」は、食べてくれやすくおすすめです。

 

野菜の天ぷら

 

きのこ類、かぼちゃ、にんじん、なす、ズッキーニ、じゃがいも、たまねぎ、パプリカなど食べやすい野菜を中心に。はじめは、いちょう切りや短冊切りなどで小さくすると口に運んでくれやすいです。

小麦や卵の摂取を慎重にされている方は、小麦は米粉で、卵は幼児用マヨネーズで代用できます。

 

冷水または水+氷にマヨネーズを入れて混ぜ、小麦(米粉)入れてからは混ぜすぎないのがポイントです。水分が多め揚げるとカラッと仕上がります。

 

調味料を活用:マヨネーズ・ケチャップ

 

マヨネーズやケチャップ・ソースなども、うまく活用しましょう。

生卵を食べられない時期や、卵NGな子は、豆乳で作ったマヨネーズが市販されています。

 

喜多屋のほぼマヨ|KITAYA

中でもこれが美味しいのでおすすめです!

 

さいごに

 

また食べ物は、ローテーションも大事です。好きだから毎日あげると、飽きて食べなくなります。

飽きた場合は仕方ないので、しばらく時間をあけて再チャレンジしてみましょう。タイミングにより、また食べる様になることも多いです。

 

味覚な敏感な子供は、苦手な食材も多いと思いますが、感覚が優れている・味覚が良い証拠でもあるかもしれません!せっかく作った食事を、食べてくれなかったり、口に入れた途端に出されるのは、とっても残念なきもちになると思いますが、、、

怒っても逆効果なので、気長にゆっくり、少しづつ取り組んでいきましょう。